昨日、晴れ渡った青い空の下
増上寺にて、ダライ・ラマ法王と宗教家の対話が行われました。

「悲しみから、希望を紡ぐ」と題されたこの特別な対話は
事前に、ディスカッションのお題について
レポートを提出された宗教家(ほとんどは仏教の僧侶)の方々を対象とし
その他には、チベットにゆかりのある限定されたご招待者のみの
一般には参加者の募集をしない、特別な会でした。

TCPは主催者様のご厚意により、
会員サポーター様とそのご家族をお招き頂きました。
午前9時過ぎより、最初に法要が営まれました。
大変、厳粛な法要でした。
続いて、主催者による挨拶と
この会を催すことになった切っ掛けとなる
東日本大震災後の東北での、
ダライ・ラマ法王による、大きな悲しみに際してのスピーチを
今一度、猊下からお話しいただきました。
その後、猊下と3名の宗教家の登壇者によって
質疑形式によるディスカッションが開始されました。
登壇者の質問に対して、猊下が非常に丁寧にお答えになるので
対話というよりは、かなり仏法を説かれているという感じでした。
特にこの日は、『空』と『縁起』について
何度も繰り返し、お話をされました。

増上寺大殿。
この内陣に、猊下はお座りになりました。

日本滞在中、大変ご多忙な猊下は
予定を少し過ぎて、対話を終えられ
次の場所へと移動されました。

このような特別な機会に、ご縁を得て
サポーターの皆様と共に参加をさせて頂いて
本当に特別に幸せで、充実した時間でした。
TCPは、会員サポーター様とそのご家族21名にて
参加をさせて頂きました。
当日の朝の開始時間に間に合うようにと、
前日のお仕事終わりに、遠く大阪より新幹線で駆けつけて下さったサポーター様
愛知から、夜行バスでお越しくださり、早朝5時半に到着されたサポーター様
参加するために様々なやりくりをして頂いて、何とか半休を取得されたサポーター様
猊下に最高の敬意を表して、朝5時起きでお着物で正装して下さったサポーター様
ご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。
懇親会等で、まだお顔を拝見していなかったサポーター様3名にもお会いできて
短い時間ではありましたが、ご挨拶をさせていただく事ができ
とても嬉しかったです。
「『人を助ける時、その途上で自然に(個人の)目的は果たされる』という言葉があります。
ですから、自分のことばかりを優先しないで、利他の心を育みなさい」
猊下が述べられたお言葉です。
利他心を育み、それを行動で現実化する時
きっといろいろなものが削げ落ちて
本当に、シンプルに自然に、そして自動的に
幸せが湧き上がってくるものなんだろうと
強く信じさせて下さるお言葉でした。
TCPも大きな事は出来ないですが、お言葉を励みに
着実に、利他心に基づいた運営をしてゆくのだと
決意を新たにしました。
それぞれの方が、ご自分に所縁のある場で
利他行を実践され、お幸せであるようにと
そんな願いを胸に、増上寺を後にしました。
*ブログに使用させて頂いた写真は、全て主催者に許可を得て撮影をされたものを
サポーター様よりご提供いただきました。
追記:ブログ読者様のご指摘により、開催当日の様子についての表現を
一部改めさせて頂きました。2013年11月25日
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